営業特化型ブラック企業に入社してよかったことわるかったこと

仕事
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  • 評価の基準が明確
  • 給料は(成果をだせば)高い
  • ストレス耐性が圧倒的に高くなる
  • ライフワークバランスってなんですか
いまぼく
いまぼく

こんにちは。いまぼくです。

今日は営業特化型ブラック企業のいい点、わるい点についてお話しします。

かこぼく
かこぼく

こんにちは。かこぼくです。

はっ?ブラック企業にいいところなんかないやろ!

適当なこというなや!

いまぼく
いまぼく

まぁ、そんなに怒らんと話を聞いてよ。

ぼくはあくまで営業特化型ブラック企業しかしらないけど、意外といいことも多かったよ。

それでは、営業特化型ブラック企業に入社してよかったことわるかったこと編です。よろしくお願いします。

評価の基準が明確

これは営業特化型のブラック企業のなかでも1,2を争うくらいにぼくが気に入っているところです。

入社年次や年齢は一切評価されません。出した成果のみが評価になります。役職者の取り巻きになりゴマすりだけで評価されることはほとんどありません。ないとは言いませんが割合としてはほとんどいないといっても過言でないと思います。

役職者に気に入られると少しいいご飯に連れて行ってもらったり、詰めが多少優しかったり程度はもちろんありますが、それによって給料が上がったり、役職についたりということは一切ありません。なぜなら「〇〇円の粗利益を上げたら給料が〇〇円になる」「〇ヵ月連続で粗利益が〇〇円を達成するとリーダーに昇格」というように評価基準が全従業員に明示されているからです。役職者が気に入っているからと言ってもこの評価軸だけは変えようがないのです。

ぼく自身が誰かに媚びを売ったり、取り巻きの一員になることに対して苦手ということもあり、明確な評価基準は本当にありがたかったです。

給料は(成果をだせば)高い

基本給自体は多少高いかな程度です。たとえばメンバークラスで23万円から28万円、リーダー(プレイングマネージャー)クラスで30万円から35万円、マネージャーで40万円から60万円程度です。

見込み残業代が含まれていることや家賃補助などの福利厚生が一切ないことを考慮すると決して高い給料というわけではありません。

ただし、歩合が破格です。歩合というのは粗利益目標を達成したときに目標額と達成率に応じて発生するボーナスのような仕組みです。破格といっても1ヵ月の歩合が1,000万円などは不可能で現実的なレベルでお話しすると1ヵ月の歩合が100万円というのは獲得できます。

基本給が30万円で歩合が70万円なら月給が100万円というようなイメージです。実際にこの金額はぼくが入社5か月目にいただいた給料の額面です。ぼくだけが特別ではなく普通に何人も100万円を超える月給を獲得していました。

半面、成果を出せない人にとってはただの地獄です。5年在籍しようが10年在籍しようが30歳であろうが40歳であろうが粗利益を出せない社員は給料は23万円から1円も上がりません。実際には成果を出せずにここまで退職せずに在籍すること自体が奇跡のような出来事なので実際には日常的な詰めと長時間労働によりここまで生き残れる人はいません。

もう一つ注目してほしい点が目標や給料は売上ではなく粗利益が評価対象という点です。5,000万円の売上で50万円の粗利益を作るメンバーと2,000万円の売上で1,000万円の粗利益を作るメンバーでは後者が評価されます。あくまでも評価の基準は会社に対して利益をどれだけ出せたかという点に集中されているというのが面白かったです。

ストレス耐性が圧倒的に高くなる

先にお断りしておきますと、万人に対しておすすめする内容ではありません。毎日なにかしら詰められるので、ストレス耐性が高くなる前に心を折られてしまう人が多いからです。

ただし、1年でもいいので苛烈な職場を戦い抜くと転職先の環境が天国のような錯覚を覚えます。当たり前の環境が違いすぎるのです。逆に新卒で必要以上に優しすぎる環境で働いてしまうと転職後に後悔してしまう人が多いように思います。

個人的に1社目は苛烈な職場をおすすめしています。本当は個人に合う職場で勤め上げることが理想なのかもしれませんが、今の世の中では会社が40年50年と存続することが難しくなっていること、リストラなどにより離職を余儀なくされることが当たり前になりつつあることから転職をすることがあるという前提で将来設計をしておくほうがいいと思っています。

少し話はそれますが、価値観や当たり前のレベルは1社目の印象に大きな影響を受けるので、1社目の会社選びは本当に大切なことです。価値観は別として当たり前のレベルが低い会社は絶対に避けるべきです。

たとえばミーティングの時間を誰一人として守れないことが当たり前の会社と事前に議題を確認し課題の解決方法を決めることに集中して議論するミーティングが当たり前の会社では言うまでもなく後者が所属すべき会社となります。当たり前のレベルが高いということはそれだけで価値があります。

ライフワークバランスってなんですか

入社編でも少しお話をしましたが、基本的に成果を出せないと長時間労働が避けられない環境です。成果を出していても「もっともっと数字を上げろ」というプレッシャーが非常に強いため簡単に定時退社というわけにはいきません。実際にぼくが在籍していたときは月の残業時間が平均100時間程度あったように記憶しています。

また、直帰する場合や退社後でも普通に携帯が鳴ります。さすがに休日に携帯が鳴ることは少なかったですが、鳴った場合は必ず出る必要があります。そして、命令されれば出社する必要も出てきます。口調的には「どう?いける?」みたいな感じなのですが、断るという選択肢は残念ながらありませんので実質命令です。

長時間拘束されることに対して抵抗がある場合は営業特化型のブラック企業は避けたほうが無難です。もちろん、営業特化型の企業でも長時間労働ではない企業も多いと思いますので就職、転職の際にはネットの評判や口コミをしっかりと調べて慎重に企業を選んでくださいね。

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