ブラック企業も悪いことだけじゃない!
- 入社初日からテレアポ300件
- 支給は固定電話と電話帳と灰皿だけ!?
- 恐怖の激詰めタイム
こんにちは。いまぼくです。
予告通り、「やっと入れた就職先が超絶ブラック企業だった話」をするよ!
こんにちは。かこぼくです。
見出しだけでおなかいっぱいやわ。
そんなん言わんといてよ。
それじゃあ、いくね。
入社初日からテレアポ300件
ぼくが入社したのは2000年代前半なのですが、そのころは就職氷河期と呼ばれた時代でたいした学力も行動力もないぼくは内定がとれず、あっさりと新卒という最強カードを捨てて、リクナビNEXTという求人媒体でいきなり第二新卒という形で中途入社しました。入社を決めた理由は一番上に掲載されて目立っていたのと給料がよかったので優良企業と思ったんですね。この辺の採用媒体の使い方に関してはまたの機会で。
出典:リクナビNEXT
入社した会社は光〇信系出身者が設立した会社で総額100万とか200万の(制作物のクオリティに対して)超高額ホームページを5年リース組んで個人商店に販売する超営業特化型の会社でした。ちなみにホームページ制作の会社なのに自社のホームページはありませんでした。営業先で「御社のホームページは?」って聞かれても「作り直している最中です」って、真顔で答えて契約とってましたからね。「いやいや、作り直すまではホームページ消さんやろw」って心で自分に突っ込みながら。上長に「営業先でうちのホームページがないことを指摘されるので、簡単なものでいいから作ってほしい」って相談しても「いらん!」って即答されましたからね。ホームページ制作の営業会社なのにホームページは不要って言い切っちゃうところが最高でした。
〇通信という会社は営業力のみが正義、結果がすべての気持ちよく突き抜けた社風の会社です。(結果がでれば)給料もいいです。半面結果がでないと人権もない、人扱いされない社風とよく言われますが、当時はさておき現在は改善も進んでいるのでうわさがひとり歩きしすぎかなとも思ったりします。もしも興味があって真剣に就職を検討している場合は問い合わせいただければ可能な範囲でお答えいたします。
当時のビルは雑居ビルの2階でしたが、ぼくが同社を2度目の退職をするころには駅直結のきれいなオフィスビルの高層階に移転していました。採用ブランディングのためとはいえ儲かっていないととても入居できる賃料ではありませんでした。そういう意味で言うと財務面は優良企業でした。言わずもがな人材会社にとっても。
時代を戻して雑居ビルのエレベーターで2階へ向かい、受付で本日入社予定ということを伝えるとすぐに同期入社組が集まっている長テーブルに案内されました。5人同期入社がいたのですが、週末には4人いなくなっていました。事情は察してください。残り1人も翌月に力尽きます。
長テーブルにぼくを含めた6人が並んで座って9時になったところで研修担当者が現れて「研修かな?」って思ったら一言「いまから電話して。トークスクリプト(電話営業マニュアル)はこれね。アポとるまで帰れないから。」以上。みんな( ゚д゚)ポカーンですよ。SEO対策やドメイン、サーバなど基本的な商材知識もない中でいきなり電話しろと。しかもアポが取れるまで帰るなと。結局その日は当然のように全員まるっとアポがとれず22時まで電話をかけ続けていました。電話をかけた件数は正の字を書いてメモをするのですが、その数1人平均300件強。6人で2,000件弱の営業電話をしていました。でも、アポは0件なので激詰めされますw
いまになって思えばですが、この経験は非常に良い経験となりました。いくら数をこなしても長時間働いても結果がでなければ意味がないこと。間違った方向に努力する危うさ。がんばったからほめてもらえるという幻想。その当時は1ミリも良い経験とは思いませんでしたけど、確実にいまにつながっていることは間違いないです。
さて、次のお題と思ったのですが、少し長くなってしまったので次回とさせてください。それでは、また明日。今日も一日お疲れ様でした!
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