【漫画】トリリオンゲームが面白いのでおすすめ

• トリリオンゲームとは
• ベンチャー界隈でバイブルとする経営者が多い「サンクチュアリ」の池上遼一作品
• 待望の第2巻発売
• 2022年1月4日第3巻発売

トリリオンゲームとは

　1,000,000,000,000＄稼いで、この世の全てを手に入れろ！

世界一のワガママ男・ハルと、まじめなガク。
最強の二人がゼロから起業、ミラクルを起こす！！
グーグル、アマゾン、マイクロソフトを喰う！
『Dr．STONE』の稲垣理一郎と『サンクチュアリ』の池上遼一が放つ、最新にして最高！
スタートアップコミックの決定版、誕生！！
引用元:小学館　ビッグスペリオール

出典:小学館　ビッグスペリオール

トリリオン＝1兆

「トリリオンゲーム」はグーグルやアマゾン、マイクロソフトを喰って1兆ドル稼ぐっていうテーマで描かれるストーリーですね。めちゃくちゃド派手です。

原作は「Dr．STONE」の稲垣理一郎氏、作画は「サンクチュアリ」の池上遼一氏となります。作画に関しては好みが分かれそうな感じですが、内容は今のところ面白いですし自信をもっておすすめできます。

主人公は対照的な性格をもつ「ハル」と「ガク」。就活でも次々と内定を勝ち取る「ハル」とは対照的に連戦連敗のお祈りメールを連発される「ガク」

中学時代のある日、10年間ためたお年玉で購入したパソコンを不良にカツアゲされた「ガク」を助けた「ハル」だが、不良に対して過剰防衛をしてしまう。殴りすぎたわけです。

その現場が運悪く防犯カメラに映ってしまい「ハル」は「これから入る高校は厳しいから入学前に退学かな」とつぶやく。

それを聞いた「ガク」はパソコンを開き、防犯カメラをハックして証拠の画像を消去してしまう。※犯罪なので絶対にまねしてはダメです

このようにして出会った2人がトリリオンを目指して世界の超巨大企業を相手にのし上がるというストーリーです。たぶん。

そんな「トリリオンゲーム」第1巻は2021年3月30日発売です。久しぶりにデジタルではなく本で持ちたいなと思ってぼくも購入予約済みです。みなさんもよければぜひ読んでみてください。

ベンチャー界隈でバイブルとする経営者が多い「サンクチュアリ」の池上遼一作品

「サンクチュアリ」は特にITベンチャー界隈の経営者に非常に人気が高く、ミクシィの笠原さんや、先日上場が承認されたビジョナル(ビスリーチ)創業者の南さん、そして経営者以外でもタレントの武井壮さんが影響を受けたとされています。

1990年に連載が開始された作品で全12巻となっています。もう30年も前の作品なのですね。

出典:小学館　ビッグスペリオール

内容はといいますと「トリリオンゲーム」がビジネスなら「サンクチュアリ」は政治です。

作画に関しては「トリリオンゲーム」以上に男臭い表現が多いのでこちらも好みは分かれそうですね。少し過激な表現も出てきますので、男性のほうが好みそうだなと個人的には思っています。

カンボジアの内戦で孤児となった2人が極道と政治家それぞれの立場で成り上がり、日本の政治をよくするために立ち上がる話です。

「極道になるか政治家を目指すか」この両極端な生き方を決めたのがじゃんけんというエピソードもいまだに根強く語られています。

ほかにもビジネス系、起業系、ベンチャー系の漫画がいくつかあるので、またの機会に一気にご紹介できればと思います。

待望の第2巻発売

セキュリティー大会もついに開始して、突拍子もない方法でライバルを出し抜く話から会社設立、社名決定、新サービスローンチまでをテンポよく進みます。第2巻も正直めちゃくちゃ面白いです。

ベンチャー企業で働いたことがない方が読むと「漫画だからねー」って言ってしまいそうな内容が盛りだくさんの展開ですが、実際に急成長ベンチャーを経験したぼくからすると「あるあるー！」って思わず笑っちゃう内容になっているんですよね。

原作の稲垣理一郎先生がベンチャー界隈にしっかりと取材をして手に入れた情報を丁寧に漫画へ反映されているなと感じました。次巻以降も発売されるのが待ち遠しいです。

2022年1月4日第3巻発売

待望の第3巻が発売になりました。見どころは2巻で開発がはじまったAIショップ「ヨリヌキ」のサービスローンチから営業まで舞台裏のお話。ついにはじまったトリリオン(1兆)ドルへの道である第一弾のサービスローンチ。 今回もベンチャーあるある満載で非常にリアルな裏側が描かれています。ぜひ期待して読み進めてみてください。

ちなみに今回もドラゴンバンク(ぼくは勝手にソフトバンクと読み替えていますw)お得意の競合潰しも健在で思わずニヤニヤしてしまいます。ドラゴンバンクに限らずベンチャーの世界では本当にあるあるなんですよね。新サービスがうまくいき始めたタイミングで発生する大資本のお金の暴力ってw

2022年7月4日第4巻発売

トリリオンゲームの第4巻が発売になりました。第3巻の最後ではゲーム開発と並行して、ついに芸能関係への進出に動き出したハル。第4巻では大手芸能事務所ゴップロとの提携に動き出します。大きなメディア(影響力)を手に入れるために奔走するが簡単にはいきません。そんな中でハルが打ち出した打ち手とは。

ハルはガクにゲーム開発はある理由の元で動かしたプロジェクトであることを告げる。しかし、それは本音ではなく今後の伏線となる。突き放されたガクは「ゲーム事業でとんでもないゲームを作って見せる」とハルとは別行動でゲーム開発に没頭していく。

2022年10月28日第5巻発売

トリリオンゲームの第5巻が発売となりました。第4巻では大手芸能事務所との提携を成功させたハル。一方でゲーム事業は捨て駒と知らされて奮起するガク。ガクはドラゴンバンクの超大ヒットゲーム「ドラゴン娘」のプロデューサーである蛇島と接触する。

ハルはさらに深く芸能関係者へ食い込むために業界最大手の皇興行へと接触を試みる。一方ガクはゲーム事業の成功のためにチームの仲間とゲーム作りに没頭する。しかし、ここでもドラゴンバンクがハルをガクを株式会社トリリオンゲームを潰すために動き出す。

トリリオンゲームの面白いところはこんなこと現実にある訳ないでしょwというような規模の話でありながら、現実に起こっているリアリティとスピード感になると思います。ダラダラと間延びした展開はなく次々に新しい展開が訪れる。これこそがトリリオンゲームの面白いところなのだと思います。